
このたび、日本外交政策学会では、会長である認知科学者・苫米地英人博士の特別講演会を開催いたします。
今回の講演は、苫米地博士がこの4月に米国ワシントンD.C.の国防大学(NDU:National Defense University)において、安全保障分野の専門家・研究者・関係者に向けて行った「認知戦(Cognitive Warfare)」に関する講義を、日本国内で初めて本格的に公開・解説する極めて貴重な機会となります。
近年、「認知戦」は国際安全保障における重要概念として急速に注目を集めています。従来の軍事力や情報戦を超え、人間の認識、判断、感情、意思決定そのものを対象とする新たな戦略領域として、各国の軍事・政策コミュニティで研究が進められています。
そのような中、苫米地会長は、日本人研究者として米国安全保障研究の最前線において講義を行い、自ら構築してきた独自の認知戦理論を提示しました。
これは単なる海外講演ではありません。日本発の認知科学理論が、米国の安全保障研究・戦略研究の場において正式な議論対象となったという点で、極めて象徴的かつ歴史的意義を持つ出来事であると言えます。
講演では、認知戦を「人間の認知構造をどのように形成・変容・安定化させるのか」という数理的・構造論的問題として捉える最新理論が提示されました。
特に今回の理論では、
●「Total Comfort Zone(TCZ)」
●「Shared-TCZ」
●「LUB(最小上界)」
●認知構造のポテンシャル制御
●AIと演繹的構造の問題
●社会の分断と統合の数理モデル
など、認知科学、AI理論、数学、安全保障研究を横断する統合的フレームワークが提示されています。
また本講演では、現実の国際情勢とも接続しながら、認知戦が実際の地政学リスクや経済安全保障にどのように作用しているのかについても論じられます。
たとえば、ホルムズ海峡情勢を例に、「限定的な物理的衝突であっても、人々の認知構造が変化することで、エネルギー市場や国際秩序に巨大な影響が生じる」という現代型認知戦の実例が示されています。
すなわち現代の戦略環境においては、人々が何を危険と認識するのか、市場が何に不安を抱くのか、国家や企業がどのような意思決定を行うのか——という「認知構造」そのものが、国家安全保障や世界経済を左右する時代に入っているのです。
■政策立案にも直結した実践的レクチャー
本講演会は二つの目的のもとに開催されます。
第一に、認知戦の理論的枠組みと実装上の知見を、安全保障・外交・エネルギー政策の立案に直接資する形で国会議員と共有すること。
第二に、認知空間が現代の主要な戦略的競争領域となっているという認識を、専門家・政策担当者・市民社会の広範な層に共有することにあります。
本講演会は、衆議院議員会館において、国会議員の参加のもと開催されます。
政策立案の当事者と、研究者・専門家・市民が同じ場で最前線の知見を共有し、日本の国家戦略について多角的に議論を行う機会は極めて稀であり、本講演会の大きな特徴の一つと言えるでしょう。
また今回の講演会では、苫米地会長自身がこう語っています。
「国防大学で話さなかった、少し先のことも話します」
外交・安全保障・AI・認知科学・情報社会研究の最前線に触れると同時に、「人間社会はどのような構造によって動いているのか」という根源的問題に向き合う、極めて貴重な機会となるでしょう。
守秘義務契約が必須ですが、ぜひ積極的にご参加ください。
■開催概要
日時: 2026年6月5日(金)18:00〜19:30(開場:17:40)
講演・質疑応答・ディスカッションを含め約2時間を予定
会場: 衆議院議員会館(詳細は参加者にお知らせいたします)
講師 :苫米地英人/日本外交政策学会 会長
参加費:学会員 2万円(税込)
一 般 3万円(税込/希望者は入会金なし、年会費のみで当学会への入会が可能です) 参考(https://jfpc.site/#recruit)
※参加費は、学会の研究・活動に充てさせていただきます
■申込方法
お申込みは、以下のページから、機密保持契約に同意していただいた上、お名前(会員の方は会員名)とメールアドレスをご記入ください。おって、支払い方法など詳細をご連絡いたします。
※締め切りは、2026年6月1日(月)23時59分です

お問い合わせは、pr@jfpc.siteまで御願いします
