石破茂前首相・特別講演会、動画配信のお知らせ

2026年3月31日、日本外交政策学会の再始動を記念し、日本外国特派員協会において「石破茂前内閣総理大臣・特別講演会」を開催いたしました。

本講演会では、長年防衛の第一線を歩み、内閣総理大臣として国政の最高責任を担った石破茂氏を招聘。激動する国際情勢下における「日本の生存戦略」について、政権中枢での実務経験と深い政治哲学の両面から、忖度のない議論が展開されました。

当学会では、この歴史的記録を広く国民の皆様と共有し、これからの日本の外交・安全保障議論の礎とすべく、全編をアーカイブ動画として有料配信いたします。

(※当日講演会にお申し込みいただいた方は、無料でご視聴いただけます。)

本動画は、石破茂氏による基調講演、多岐にわたる質疑応答、そして当学会会長を務める苫米地英人による数理的戦略講義を網羅した、約2時間20分の記録です

講演を終えての川上理事長の

石破氏講演:体験なき時代の「平和への論理」

まず、石破氏は、戦争体験者が社会の決定層から不在となる「昭和101年(2026年)」という現状に強い危機感を表明。安全保障が威勢の良い「観念的な議論」に傾くことを戒め、防衛とは「いかに戦争を起こさないかを死ぬほど考え抜く営みである」との信念を語ります。

また、日米関係においては、トランプ政権に象徴される「自国第一主義」の台頭を踏まえ、従来の依存的同盟から、日本が主体的な役割と責任を明確にする「対等な同盟関係」への昇華が必要であると指摘。東京大空襲や沖縄戦の教訓に基づく「国民保護」の徹底こそが、国防の原点であると説きます。

質疑応答:実務が照らす国家の課題

憲法9条と自衛隊の法的整合性、アジア版NATO構想、核抑止の透明化、中東・対中関係の地政学的リスクなど、現代日本が避けて通れない構造的課題について、理念に逃げない実務的見解が示されます。国家運営の「手触り」を知る当事者ならではの議論は、報道では触れられない国家の本質を浮かび上がらせます。

苫米地会長講義:非対称戦のパラダイムと数理的抑止

苫米地会長は、石破氏の議論を21世紀のテクノロジー文脈で接続しました。戦争が軍事力の多寡からドローンやサイバー攻撃による「非対称戦」へと移行した現状を分析。その上で、物理的衝突を回避するための「確率やアルゴリズムに基づく数理的抑止」という新たな戦略的枠組みを提示します。日本の技術優位性が平和維持にどう寄与しうるか、科学的視点から日本のチャンスを論じます。

川上高司理事長 コメント

今回の講演は石破総理の人生を凝縮した大変迫力あるものでした。
石破さんは、師と仰ぐ田中角栄氏の「戦争経験者がいなくなった時が怖い」という教えを原点に「民間人を戦場に置かない」ことをモット―とされ、イラン戦争での日本の立場をクリアにされました。
続いて、総理としての経験に裏打ちされた視点で湾岸戦争、9.11テロやウクライナ侵攻まで幅広い経験談を交えながら日本の防衛政策の歴史と論点を整理。きわめつけは、総理時代には取り組めなかった「アジア版ATO」構想がいかに重要であるかを強調され、とうとうと「石破ぶし」で国益最優先の「持続可能な日本」を目指す決意を論じられました。
歴史に残る、総理のご講演でした。

川上高司(石破政権 外交・安全保障担当 内閣官房参与)


本講演は、日本の針路を決定づける外交・安全保障の根幹を記録したものです。政権中枢での意思決定プロセスと、最新の戦略論が融合した内容は、研究者や実務家のみならず、これからの日本を生きるすべての国民にとって、極めて重要な判断材料となります。ぜひご視聴ください。

■料金
視聴料:学会員 2万円(税込)
    一 般 3万円(税込)
  

※参加費は、学会の研究・活動に充てさせていただきます

■ご視聴方法について
2026年5月31日までの期間限定でオンラインで公開いたします。
なお、申込締切は、2026年4月29日(水)23時59分です

お申込みは、以下のページから、機密保持契約に同意していただいた上、お名前(会員の方は会員名)とメールアドレスをご記入ください。おって、支払い方法など詳細をご連絡いたします。
お手続き完了後、講義動画試聴情報をお送りいたします。

お問い合わせは、pr@jfpc.siteまで御願いします